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2022年「第29回 秋の特別公開」の報告

  • 2022年秋の公開チラシ
  •  2022年の「秋の特別公開」は11月26日(土)~12月4日(日)の9日間にわたって開催されました。
    4日目は雨にたたられたものの、他の日は晴れたり曇ったりの天気でした。そんな中、2万6千人近いお客さまに秋のトンネル群をお楽しみいただくことが出来ました。お越しの皆さま、誠にありがとうございました。
     秋と言えばやっぱり紅葉・・・。紅葉の早い大モミジは盛りが過ぎてほぼ落葉状態でしたが、他の場所では見頃の木がたくさんありました。とくにもみじ山では全山紅葉と表現してよい状態で、「わあ、綺麗!」と の声がそこかしこで聞かれました。
     春の公開ではイノシシの被害で閉鎖となった玉野古道も今回は開通し、皆様に散策を楽しんでいただきました。

    ●開催要領
    と き:2022年11月27日(土)~12月4日(日)※雨天中止
    ところ:JR中央線「定光寺駅」下車 上流へ徒歩300m
    会 場:国鉄中央線跡 片道1.7km 往復約2時間の散策
    開 門:AM9時30分 最終入場PM2時 閉門:PM3時  
    入場料:100円 ※小学生以下は無料
    主 催:春日井市観光コンベンション協会、愛岐トンネル群保存再生委員会
    協 力:東濃信用金庫、小牧小売酒販組合春日井支部、春日井けやきライオンズクラブ


当会理事長のご挨拶、 というか「ぼやき・ため息・・・」をご覧ください!

理事長ブログバナー  

 22年の秋公開が終わった。最終日も曇りがちの天候。昨年秋、定光寺駅下まで過去最多6千人/日もの来場者が並んだ情景に驚愕し、 スッタモンダの激論の末、今年の秋公開は入口の階段横幅をたった20㎝だが、2人が並んで登れるようにと2か月がかりで拡幅工事を、 また長年親しんだ入場料徴取用受付を従来の階段上の広場から階段下へと変更、そして週末は開門時間を30分前倒しするなどし、万全とは 言えないがそれなりの努力と対策を・・・・・・ 当会理事長のブログに続く・・・・



公開初日にNHK名古屋「ウィークエンド中部」で生中継されました

  • ウィークエンド中部タイトル
  • 公開初日の11月26日(土)に、NHK名古屋放送局の土曜朝のテレビ番組「ウィークエンド中部」で現地生中継されました。
    朝7時半からの番組で、トンネル群については5分間程度の放映でした。主にレンガ広場からの生中継と、予め撮影された大モミジ等の風景が映し出されました。
    翌27日(日)は入場者が初の8千人超えとなったのですが、このNHKの放映の影響もあったかと推測されます。
    「ウィークエンド中部」詳しい記事を見る

11/27には中京テレビ「前略、大とくさん」でも放映されました

  • 中京テレビ大とくさんタイトル
  • 秋の公開2日目の11/27(日)、中京テレビ「前略、大とくさん」で愛岐トンネル群からの生中継がありました。(放送時間は9:55~11:40)。大モミジ広場、マルシェなどからのスポット中継が行われました(事前収録含む)。
    中京TV「前略、大とくさん」の番組サイトを見る



2022年春の特別公開はこのように開催されました

愛岐トンネル群は見どころいっぱい! 玉野古道も復活しました

新パンフレット表紙側 新パンフレット中開き

散策マップはトンネル群を楽しむためのバイブルです。地図と写真と解説で皆さまをご案内。入場時に受付で希望の方にお渡ししています。 画像は散策マップ表紙側ページと中開きページです。
〔画像クリックで拡大表示〕 ▶PDFファイルはこちら

●春の公開時は閉鎖した玉野古道も、今回復活しました

イノシシの深刻な掘り起こし被害で、今春はやむなく閉鎖させていただいた玉野古道ですが、鋭意整備を進めて、 今回は通行可能としました。大勢のお客さまに玉野古道の散策を楽しんでいただきました。登録文化財の暗渠も多数の方が 中に入って見学されました。



今回は2万6千人近いお客さまにご来場いただきました。初回から今回までの入場者数集計を公開します

  • 入場者数集計表 入場者数グラフ
  • 今回は2万5千7百人もの方にご来場いただきました。ご来場の皆さま、ありがとうございました。
     当会は2008年の第1回からずっと入場者数を把握し、その都度公表してきました。今回も入場者数データを公開します。〔画像クリックで拡大表示〕

    ●近年の入場者数の推移
    近年の推移を見てみると、2018年秋の数値の突出が目立ちます。これは地元愛知県の全国的観光キャンペーン 「愛知デスティネーションキャンペーン」が行われたことや会期が1日多く10日間あったこと、雨天日がなかったこと、 11/25に東海テレビの現場中継があったことなどが要因かと推測されます。

    一昨年2020年の春は新型コロナのまん延で開催取り止めとなりました。同年秋は開催したものの数値は激減しています。 (ちなみに2020年7月には中央線名古屋多治見間開業120周年記念公開を2日間のみ開催)。

    昨年2021年も同様に春秋ともコロナ禍の中での開催で、特に春には影響が顕著でした。

    注目の今回は、数字上ではほぼ新型コロナ以前に戻ったかのような値となりました。また今回の開会2日目11/27(日)は8千人を超す入場者で、 これは過去最高の数値でした。新型コロナに対する市民の皆様の受け止め方が変化していることが読み取れます。



レンガ広場と竹林で、トンネルコンサートをお楽しみ頂きました。

毎回お楽しみいただいているトンネルコンサート。山々とトンネルに囲まれた自然の中で聞く・見る 音楽は格別です。今回も竹林会場とレンガ広場とでお客様にお楽しみいただきました。
下記の画像はレンガ広場と竹林会場でのコンサート風景の、ごくごく一部です。〔画像クリックで拡大表示〕

●出演者プロフィール

出演者のプロフィールは プロフィール紹介ページでご覧ください。



マルシェには弁当・飲み物・グッズなど5店が出店。
6号奥には多治見の銘酒「三千盛」さんが日本酒の試飲・販売も!

  • マルシェの出店紹介
  • マルシェ出店カレンダー



    今回もマルシェには飲食関連の4つのお店が出店しました。当会のグッズ販売のブースも入れれば、全部で5店です。

    土日はお店によっては行列が出来て、完売となった品目もあったようです。弁当類とパンのお買い求めはどうぞお早めに!

  • マルシェの観光協会 マルシェ 酒販組合
    〔画像クリックで連続拡大表示〕
  • マルシェ フォーレ マルシェのトンネルのブース
●6号奥の三千盛さんのお店は笑顔のお客さまでいっぱい!

  • 三千盛のにぎわい
  • 多治見の「三千盛」さんは辛口を謳って日本酒の通の人にアピールしている酒蔵です。その三千盛さんが 6号トンネルの奥、県境広場に初めて出店されました(土日限定)。 三千盛さんのテント前にはお客さまがミニグラスを傾け、至福の表情・・・。たくさんの笑顔があふれていました。 温かくて具だくさんの豚汁に舌鼓みを打つお客さまも大勢いらっしゃいました。
    三千盛さんの公式サイトを見る


大人もちびっ子も楽しめるイベントと手作りアクティビティー

アクティビティーマップ2021秋

会場のそこかしこには、手作りのアクティビティーがいくつかあります。 ちびっこたちが楽しく遊べるように会員たちが手作りしたもので、ターザンブランコ、平均台、ボルダリング、木琴竹琴、竹林の「のぼる君」などなど。 今回も土日には子どもたちで大にぎわいでした。 この他、C57動輪モニュメントや、大人向けではトンネルコンサートもあり、皆さんにお楽しみいただきました!
〔画像クリックで連続拡大表示〕  ▶アクティビティーの詳細ページを見る



土日の行列・渋滞対策の効果があり、渋滞が大幅に緩和されました!

  • 入口階段改修

    枕木階段部分の改良工事風景。本年10月下旬撮影

  •  昨年の「秋の公開」の話ですが、2日目には6千人のお客さまが来場され、最大で城嶺橋を越えるほどの長い行列(渋滞)が発生してしまいました。入場まで1時間ほどかかったようで、その節は大変ご迷惑をお掛けしました。「渋滞を再発させない!」との決意のもと、喧々諤々の話し合いを行って下記のような対策を取りました。

    ①入口階段の中間のスロープと曲がり角の枕木階段とを拡幅改修し、横に2人並んで歩行可能とした。
    ②開門時間を土日に限り30分早めて朝9時とした。
    ③入場料の徴収を通常の階段上(3号広場)から、土日に限り昼頃までは階段下広場で行うようにした。
    ④入口階段付近に交通整理担当の人員を適宜配置して、必要あれば声掛けさせていただくようにした。

     結果はどうだったか? 効果充分でした。 
    今回の最高は11/27(日) 8千人のご来場でしたが、大丈夫でした。快速電車が定光寺駅に到着し下車したお客さまが 階段を下りて駅下のトイレあたりまで一時的に並んでも、停滞することなく流れました。昨秋の混雑時には入場までに1時間かかった(昨秋11/28)ものが、今回11/27は最長でも駅から18分で入場できたとのデータもあります。 これでご迷惑をお掛けすることが少なくなったと判断されます。



東濃信用金庫の職員さんと春日井けやきライオンズクラブの会員さんがボランティアとして公開に参加してくださいました

  • とうしんさんのボランティア
  • 東濃信用金庫は岐阜県多治見市に本店を置く信用金庫で、”とうしん”の愛称で親しまれています。トンネル群の地元春日井市にある 8支店の職員さんのうち有志の方が、ボランティアで公開に参加されました(土日の4日間、数人づつ)。お客さまの整理・誘導や、受付・東屋などのスタッフとしてお手伝いしてくださいました。ありがとうございました。
    写真は定光寺駅の下で「最後尾」のプラカードを掲げている「とうしん」のボランティアさん(白い上着)。11/27撮影。

  • 動輪のけやきライオンズクラブ
  • レンガ広場にあるC57動輪モニュメントは、春日井けやきライオンズクラブさんが創立20周年記念行事として当会に2015年春に寄贈されたものです。 それ以来、春秋の公開時の土日祝には会員の方が数名出動されて、動輪のサポートをして下さっています。今回も動輪の自転車を漕ぐお客さんの対応に当たっていただきました。 ありがとうございました。



当会のビジターセンターを初公開しました。

当会には定光寺駅近くにビジターセンターがあります。普段は当会の事務所兼、研修・資料室ですが、今回初めて「秋の公開」期間中の土日に公開しました。 (土日限定。9時~15時オープン。入場無料)

展示物は当会の活動の写真、古くてレアな鉄道写真、Nゲージのジオラマ(レイアウト)、鉄道模型のコレクション、それに会員の竹細工作品など、盛りだくさん。 ジオラマは当会会員の作品と 中部大学鉄道研究会の作品とがあって、実際に走らせました。長編成の列車が走行するさまに、子どもたち(大人も)は真剣に見入ってくれました。担当者はニンマリです。

 じつは展示室の整備(リフォーム)が大変でしたが、会員の努力で間に合いました。公開中の解説やジオラマの設置と運転操作などは当会会員と中部大学鉄道研究会のメンバーが担当しました。 こうした試みは次回も続けたいものです。〔画像クリックで連続拡大表示〕
なお、春秋の公開期間外は一般の方は入室できませんので、ご承知ください。

ビジターセンター紹介動画のタイトル

●ビジターセンターのジオラマなど紹介動画
ビジターセンター担当会員が制作しYoutubeにアップした動画を紹介します。ジオラマ(Nゲージ)の走行風景が迫力満点。 もちろん、ビジターセンターの展示の様子も見られます。雰囲気をお楽しみください。画像クリックで再生されます。

なお、動画に「国鉄玉野川線」という路線名が出てきますが、実在した路線ではなくて、トンネル群の眼下を流れる 玉野川からジオラマ作者が名付けた「空想の路線」ですので、ご承知のほど(笑)。



「山の神トンガリ岩」の近くまで登れる周回コースを整備しました

  • トンガリ岩
  • 「山の神トンガリ岩」・・・あなたはご覧になりましたか? ゴリラ岩のはるか上部にある神秘&奇跡の大岩です。水車の橋の辺りで「ゴリラ岩のずっと上を仰いで見てください」とご案内すると、 余りのインパクトに、多くの方が絶句されます。

     今春の公開でデビュー?したばかりですが、今回は周回コースを整備しました。「山の神トンガリ岩」の近くまで登り、左回りで水車の所まで戻って来れるコースです。  坂道が多いため健脚向けですが、多くの方に上部でのトンガリ岩の眺めと眼下の眺めを楽しんでいただきました。
    「山の神トンガリ岩」の詳細ページを見る



【特別展示】3号トンネル内でジオラマ(鉄道模型)を展示しました。

  • 付知のジオラマ 付知説明
  • コトリネのジオラマ コトリネ説明
  • ジオラマ展示風景
  • 3号トンネルの出口近くに鉄道模型のジオラマを展示しました。当会会員でジオラマ制作の名手Nさんの作品2点です。 題して「付知峡ブルーライン」と「コトリネレイル」。Nゲージと言われるレール幅わずか9mmで、ほぼA4サイズに収まる という小さな作品です。でも、小さくても作品には驚くほど緻密で豊かな世界が作りこまれているのです。それぞれの説明パネルに 解説が書かれているのでお読みください。〔画像クリックで連続拡大表示〕。
    下記のリンクから作者の作ったYoutube解説動画がご覧いただけます。
    ▶「コトリネレイル」の動画を見る
    「付知峡ブルーライン」の動画を見る


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