愛岐トンネル群のトンネルは、レンガ積みを基本とし、一部に石材を併用して、明治時代の鉄道トンネルの標準スタイルを良好に残しています。
廃線後、全く人の手が入らなかったにもかかわらず、廃線後約半世紀を経てもレンガの崩落がほとんど見受けられず、トンネルの外装・内装ともほぼ原形の姿の
ままであることは特筆すべきことです。また各トンネルの坑門は一つとして同じデザインがなく、当時の関係者の意匠へのこだわりがうかがえます。
明治の人々の心意気の伝わる、すばらしい赤レンガ製トンネル群なのです。
興味深い情報はこちらの「トンネル煉瓦学」をご覧ください!