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この一帯は「日本でも非常に珍しい特別な生態系を有する地域」であると評価されています。当会の調査では、チョウ44種、ガ9種、半翅目の 異翅類22種、同翅類12種、トンボ16種、甲虫類22科123種で、総計226種が確認されました。(その他未同定種50種)。日中の調査にも 関わらず珍種や、高地性種が確認できました。 このような地域は他に存在しないのでは、と思われます。全国的にも、たぐい稀なというより特異な生態系に恵まれたエリアなのです。
この低標高地でなぜ高地性種が存在するのか、理由は明確ではありませんが、この地が隣接する岐阜・長野の高地・寒冷地系と
名古屋・春日井周辺の環境要素とが愛岐渓谷(玉野渓谷)を通じて交流する地形であるから、という説が有力です。
それにより貴重な植物相や独特の自然が形成され、多種の昆虫類が生息する環境を作ったのではないかと推察されます。
表は当会の調査結果の一部です。