過去のお知らせと活動報告 2015年~2016年
研修旅行で三重県加太・柘植地区へ行ってきました 2016年12月
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2016年12月10日、毎年恒例の当会の研修旅行が行われました。会員参加の日帰りバスツアーですが、じつは毎回かなり マニアックなのです。今回は『関西鉄道 加太・柘植地区の鉄道遺産群』をめぐる旅でした。
関西(かんせい)鉄道は明治23年(1890年)に四日市~草津間を開通させた私鉄です。その路線は現在の関西線・草津線と なり、加太(かぶと)地区には多くの鉄道遺産が今も残っています。今回はそれを見て回ろうという企画です。
朝早く会員を乗せたバスは一路亀山へ。現地をガイドして下さる「加太鉄道遺産研究会」の4人の方と現地近くで合流し、 研修スタート。昼食をはさんで何と9カ所も見学しました。冷たい時雨がちらつく生憎の天気でしたが、鉄道遺産とレンガ 構造物の魅力と、それを守り伝えようとする人たちの熱い思いを感じた一日でした。ガイドを引き受けて下さった「研究会」 の皆さま、ありがとうございました。
▶写真を見る
・1.市場川・加太駅
・2.第165号橋梁と大和街道架道橋
・3.加太隧道縦坑と謎の構造物
・4.鳥谷川橋梁(ねじりマンポが特徴)
・5.赤瓦煉瓦塀
・6.危険品箱と殉難碑
・7.C50蒸気機関車と関宿
・8.記念写真
▶当会会員ぷうさんのブログ記事を見る
「2016年秋の特別公開」が終わりました。2016年12月
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愛岐トンネル群の「第18回秋の特別公開」が12月4日で終了しました。ご来場の皆さま、誠にありがとうございました。
11月26日~12月4日の9日間の会期中にお越しいただいたお客様は12,794人・・・。 赤レンガトンネルと紅葉のおりなす「廃線路の自然と渓谷の秋」を多くの方にお楽しみいただくことができました。
お客様の声をお聞きすると、初めての方もいらっしゃいますが、「前回も去年も来たよ」というリピーターの方の 多いことに驚かされました。玉野古道歩きを楽しまれるお客様も多くて、案内係が休憩を取るヒマもないほど・・・。 手応えを感じた9日間でした。
※下の画像は、公開最終日のトンネルコンサート出演者との記念写真です。
登録有形文化財の選定が官報に告示されました! 2016年11月
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愛岐トンネル群の3号・4号トンネルおよび笠石洞暗渠が本年7月に登録有形文化財に選定されましたが、この度、11月29日付け官報に 告示されました。 これにより上記3施設が正式に登録有形文化財(建造物)となりました。これも皆様のご支援のたまものです。感謝申し上げます。引き続き5号6号 トンネルの指定に向けて努力してまいります。
▶官報を見る(PDF)
これまでの入場者数15万2千人! 入場者データを公表します。
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愛岐トンネル群の特別公開は、2008年4月に初めて実施して以来、今回で第18回を数えるにいたりました。 この間、多くのお客様をお迎えしたのですが、その人数は何と15万2千人余り・・・。こんな大勢の方にトンネル群の 素晴らしさをご覧いただいたかと驚くばかりです。
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その間の入場者数の記録をまとめましたので、ご覧ください。2016年12月
▶ 「特別公開入場者数一覧」を見る(PDF)
▶「入場者数変遷」をグラフで見る(PDF)
「国民文化祭」の関連イベントが愛岐トンネルで。2016年11月~12月
国民文化祭は全国の都道府県の持ち回りで毎年秋に開催される文化の祭典です。今年は愛知が担当県として 「国民文化祭あいち2016」が開催されます。その関連イベント「特別ツアー愛知の旬の旅」の一つに愛岐トンネル群の散策が選ばれました (主催:近畿日本ツーリスト)。県下に数ある観光施設の中、愛岐トンネル群が選ばれたことは当会にとってうれしい話題です。
上の画像は「愛知の旬の旅」のチラシです(表紙と2ページ目を並べたもの)。(2016年11月)
●ツアー概要
・開催日時:11月28日と12月2日の2日間を予定。定光寺駅9:15集合、高蔵寺駅12:00ごろ解散。
▶チラシ表紙を見る。 2ページ目を見る。
▶近畿日本ツーリスト関連HPを見る。
ヘリによる救助訓練を実施 2016年9月
- クリックで動画が再生されます。(音声あり)
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9月2日に愛岐トンネル群で山岳救助合同訓練が行われました。この訓練は、春秋の公開時に斜面からの落石により 負傷者発生との想定で、ヘリも使用した緊急搬送訓練です。旧国鉄の廃線跡のため愛岐トンネル群地域内には救急車が入れず、 状況によってはヘリが必要になるかも知れないからです。
訓練は春日井・多治見両消防署隊員と当会会員、あわせて50名あまりで行われました。消防の隊員さん1名が負傷者役で、 レンガ広場上空に飛来したヘリに吊り上げて病院へ。もう1名の負傷者(ダミー人形)は、マルシェから担架で5号・6号 トンネルを人力で運び、県境の谷もロープで確保しながら急坂を下して、愛岐処分場の駐車場まで搬送しました。 隊員さんたちは実に真剣。本番さながらの緊迫感あふれる訓練でした。こうしたことが現実に起こらないことを祈るばかりです。(2016年9月)
当会の3施設が東海地方初の国・登録文化財に選ばれました 2016.7
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2016年7月15日、愛岐トンネル群の3施設が国の登録有形文化財に指定されました。
トンネルには鉄道用と、自動車など一般通行道路用の2種類があり、愛知県や三重県の道路トンネルがすでに登録文化財指定 されていますが、鉄道トンネルは愛岐トンネル群が初めての指定になります。
なお、今回の指定には間に合いませんでしたが、今後、5・6号トンネルや、その他の関連遺産を追加申請する準備を鋭意 進めています。今回指定を受けた施設は下の表の3件です。※画像は登録文化財認定を伝えるNHK総合TVのニュース画面(7月15日「ニュース845」)と、7月16日付中日新聞 愛知近郊版の記事。
名 称 | 建 設 年 代 | 種 別 | 基準 |
旧中央線玉野第三隧道 (3号トンネル) |
M33 | 土木交通3 | |
旧中央線玉野第四隧道 (4号トンネル) |
M33 | 土木交通3 | |
旧中央線笠石洞暗渠 (かさいしぼらあんきょ) |
M33/S32改修 | 土木交通3 | |
特徴等:庄内川沿いの渓谷地を走っていた中央線旧線の隧道(ずいどう)群。官設鉄道の標準例に則った単線仕様の 馬蹄(ばてい)形断面を持つ。煉瓦(れんが)造で,要所には笠石などで装飾を施す。 |
玉野古道の調査スタート! 2016年6月
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6月9日いよいよ玉野古道の調査が始まりました。岐阜県側の7号トンネル部分のルート調査が目的です。朝9時半、6号トンネル多治見 口を十数名の隊員が出発。いきなりヤブ漕ぎが始まりました。笹などを刈りながら前進。ルートも定かでなく、斜面の上り下りや崖のトラバースの 箇所も多くあります。手強し、玉野古道!
結局、先頭の隊員3名ほどが7号トンネル多治見口坑門付近に達したところで時間切れと降雨(小雨)の ため、本日は撤退することとなりました。
容易でないことは承知のこの調査。次回以降が楽しみです。(2016年6月)
2016年春の特別公開が開催されました。2016年4月~5月
2016年4月26日(火)~5月1日(日)の6日間にわたって春の特別公開が開催され、4100名あまりの客様にお越しいただきました。
マルシェでは何と鯉のぼりが泳ぎ、お弁当や飲み物でくつろぐお客様。レンガ広場ではオカリナ、フォルクローレ、アルプホルンや馬頭琴などなど、
多くのグループのコンサートを楽しむお客様であふれんばかりでした。そんなステージの横ではC57の動輪の体験に息を弾ませるお客様…。
会場をご案内していてうれしかったのは、玉野古道歩きを楽しまれるお客様が多かったこと、それに「早く古虎渓まで行けるように…」
と要望されるお客様が多かったことでした。また「来るたびに少しづつ進化しているね」とのご感想もいただきました。
ご来場の皆様、ありがとうございました。
下の画像はトンネルコンサートのプログラムです。レンガ広場と竹林でお楽しみいただきました。(2016年5月)
中日新聞文化面「ぶんぶん人類学」で取り上げられました 2016年4月
2016年4月15日付中日新聞文化面で、愛岐トンネルを訪れた女性写真家の産業遺産に寄せる思いを紹介する形で、愛岐トンネルを取り上げていただき ました。
この女性は前畑温子さんという産業遺産写真家 兼 探検家!。取材は当委員会の村上事務局長が応対しました。単なる行事の記事でなく、こうした 切り口で取り上げていただくのは嬉しいことです。
▶前畑さんが活動している「 Jヘリテージ」のサイトを見る
2015年秋 「第16回 秋の特別公開」が開催されました。2015年11月
2016年11月26日(土)~11月29日(日)の9日間にわたって秋の特別公開が開催しました。お迎えしたお客様は、何と15800名あまり。大勢のお客様に
秋の愛岐トンネルを味わっていただきました。ご来場の皆様、まことにありがとうございました。
下の画像はトンネルコンサートのプログラムです。※画像クリックで拡大表示。
「全近協・鉄道遺産部会2015愛知研修大会」が開催 2015年11月
催しの正式な名前は「全国近代化遺産活用連絡協議会 鉄道遺産部会 2015 愛知研修大会 兼 東海・北陸ブロック研修会」 です。
当委員会が主催者となり、多くの会員がお手伝いをさせていただきました。
同日夜にはレセプション(交流会)を開催。翌日午前には希望者対象に愛岐トンネル群(玉野古道含む)の見学も行うなど、
有意義なものになりました。
1.日 程:平成27 年11 月6 日(金) 午前11 時~午後5時
2.会 場:研修会=勝川パレッタ会議室(愛知県春日井市 JR勝川駅前)
3.内 容:
①基調報告11:00~12:00 国立東京文化財研究所 近代化文化遺産研究室長 中山 俊介氏
②事例報告13:00~14:00 岐阜県 飛騨市旧神岡鉄道 レールマウンテンバイク
三重県 北勢線の魅力を探る会
③現場視察・愛岐トンネル群 14:45~16:30 ※廃線敷の旧本線のみを視察。現地解散
当会の研修旅行で王滝村をたずねました。 2015年10月
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当会では会員による研修旅行を毎年1回程度実施しています。2015年は長野県王滝村で動態保存されている森林鉄道の見学をメインに バスツアーを開催しました。
木曽地区の森林鉄道は大正時代から整備が始まり、最盛期の総延長は400kmを超えるほど盛んでした。時代の流れでトラック輸送が普及したため 廃線が進み、1975年に最後の路線が全廃されました。それまで木材の搬出や物資輸送だけでなく、暮らしの足としても重宝されてきたといいます。
秋晴れの10月24日、11時ごろ王滝村の松原スポーツ公園に到着した会員一行。眼前にそびえる木曽御岳山に目を奪われました。 御岳山は1年前の惨禍など素知らぬ顔で、白い雲煙を噴き上げていました。慰霊碑で黙とうさせてもらいました。
この松原スポーツ公園で森林鉄道を保存・整備しておられるのは「りんてつ倶楽部」という団体です。担当の方の紙芝居を使った説明を聞き、その後は いよいよ森林鉄道の乗車体験です。私たちはトロッコのような小さな客車に揺られて公園の外周に敷かれた線路を往復しました。
保存・整備する方の熱い思いを感じ、森林鉄道に頼った昔の山村の暮らしにも思いを馳せた一日でした。 りんてつ倶楽部の皆様、お世話になりました。
※りんてつ倶楽部のHP
2015年春 「第15回 春の特別公開」を開催しました。2015年4月~5月
第15回愛岐トンネル群春の特別公開」を2015年4月29日~5月6日の8日間に渡って開催しました。会期中のご来場者数は6,596人
でした。ご来場皆さま、ありがとうございました。
今回はC57動輪のモニュメントが完成して初めての公開でした。レンガ広場の動輪には子どもさんから大人まで、多くの人に動輪の回転体験を
楽しんでいただきました。
動輪モニュメントが完成し、除幕式が挙行されました。2015年2月
当委員会では春日井けやきライオンズクラブ様の全面的ご協力をいただきまして、昨年(2014年)秋よりSL動輪モニュメントの設置工事を進めてきましたが、このたび完成し、2月22日、現地レンガ広場で除幕式を挙行いたしました。
の日、ライオンズクラブの会長様はじめ会員の皆様、それに取材記者さん、委員会の会員など50名あまりがレンガ広場に集結。和やかな雰囲気で除幕が行われました。秋の公開が終わってから地盤整備、動輪の搬入、サビ落とし、塗装作業などに取り組んできた会員たちは、動輪の晴れ姿に
まさに満面の笑みを浮かべていました。
この動輪は、自転車をこげばゆっくり回転する「動態保存」と言えるものです。全国的にも珍しい動態保存のC57動輪。一般のお客様にお披露目されるのは2か月後、春の公開時です。どんな反響があるか、楽しみです。
▶完成までの詳しい情報はC57 SL動輪設置の記録をご覧ください。