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全近(全国近代化遺産活用連絡協議会)春日井大会が開催されました 2027/7/24~7/26

全近春日井大会チラシ
全近ポスター〔画像クリックで拡大表示〕

全近 (全国近代化遺産活用連絡協議会) とは

「全近」とは、全国近代化遺産活用連絡協議会のことで、その趣旨と目的は、次の通りです。
【全近公式サイトより引用】
近代化遺産の所在する市区町村、都道府県の他、会の趣旨に賛同する企業、NPO法人、任意団体、個人などの幅広い会員がつくる、日本で唯一の 近代化遺産の全国ネットワーク組織です。
近代化遺産の保存・活用をはかるとともに、伝統産業等を活かした地域振興、歴史的町並みの保存、 地域資源を活かした新たな文化的な観光の創出に資することを目的として、平成9年に設立された任意団体で、 現在51市町、47都道府県、18の賛助団体および6の協力会員(団体のみ、その他個人)で構成されており、近代化遺産の価値や魅力を広く一般的に 普及するための活動を行っております。(令和5年7月現在)
▶全近公式サイトで詳細を見る。


全近(全国近代化遺産活用連絡協議会)春日井大会はこのように開催されました。

全近春日井大会は、主催:全近(全国近代化遺産活用連絡協議会)、共催:春日井市で開催されました。
▶共催の春日井市の関連サイトを見る

1日目7/24午後 フォーラムPart1.「近代化遺産を繋ぐ」

会場:春日井市 文化フォーラム春日井 1階視聴覚ホール
日時:令和6年7月24日(水曜日) 午後1時30分〜午後5時00分
○基調講演「博物館明治村における近代化遺産 -保存活用の課題-」 中川 武 氏(博物館明治村館長)
○ディスカッション テーマ「近代化遺産の今日的な保存と継承」

  • 会場風景 フォーラムpart1の会場風景。
  • 春日井市石黒市長挨拶 今回の開催地であり共催者でもある春日井市の石黒市長のご挨拶。
  • 文化庁山下監査官と高井アナウンサー 本日の来賓文化庁山下監査官を紹介する司会の高井アナウンサー。
  • 文化庁山下氏 文化庁監査官の山下信一郎氏。来賓ご挨拶および「文化財保存と活用の今日的状況」とのテーマで講演。
  • 明治村中川武館長 博物館明治村の中川武館長による基調講演。「博物館明治村における近代化遺産―保存活用の課題―」
  • 休憩の後はディスカッション 休憩の後は「近代化遺産の今日的な保存と継承」とのテーマでディスカッション。ファシリテーターは 宮下貴裕氏 (中央左側)。
  • プレゼンター小野吉彦氏 2人のプレゼンターのうち、中央寄りの小野吉彦氏 (建築写真家) が発表する。
  • ディスカッション風景 もう一人のプレゼンター、土木学会土木史委員会の緒方英樹氏 (立って発言)
  • 文化庁田中氏によるフォーラム総括 文化庁田中佳幹氏によるフォーラム総括
  • 石黒市長開催地宣言 春日井市石黒市長による1日目の開催地宣言。この後、ホテルプラザ春日井に移動して情報交換会。※情報交換会については記載省略。


2日目7/25午前 フォーラムPart2.「次世代に繋ぐ手法」
午後は現地視察

会場:ホテルプラザ勝川 2階さくらの間
日時:令和6年7月25日(木曜日) 午前9時00分~午前11時30分
○事例報告
 ・アーカイブの取り組み1 :榎本 義法氏(富岡市長)
 ・アーカイブの取り組み2 :山岸 誠之進氏(NHK日本放送協会知財センター)
 ・次世代に繋ぐ近代化遺産 :堺 不二子氏(大牟田市石炭産業科学館展示解説ボランティア)

  • 趣旨説明矢谷氏 フォーラム2の始まりは舞鶴市近代化遺産担当の矢谷明也氏による趣旨説明「次世代に繋ぐ手法」。
  • 富岡市長 富岡市の榎本市長による富岡製糸場についての事例報告「世界遺産富岡製糸場の取組」
  • NHKアーカイブス概要 NHK知財センター山岸清之進氏による事例報告 「NHKアーカイブスの概要」。
  • 大牟田の三井三池炭鉱ガイドさん 大牟田市石炭産業科学館の解説ボランティアをされている堺扶二子氏による事例報告「世界遺産の三池炭鉱跡」
  • フォーラム2の総括 文化庁北河大次郎氏 文化庁主任文化財調査官 北河 大次郎氏による本日のフォーラムの総括。


2日目午後 現地視察

2日目の午後は次の4カ所の現地視察が行われました。
・愛岐トンネル群 ・市之倉さかづき会館 ・真言会多治見修道院 ・神屋(かぎや)地下堰堤

  • 愛岐トンネル群入り口 フォーラム2終了後、大型観光バスに乗ってトンネル群に到着し入場する皆さん。(昼食はバスの中で食べるなど大忙し。一部の参加者は勝川駅から中央線を利用)
  • 3号春日井口の坑口 3号春日井口の坑門の前で。D51大幕が参加者をお迎え。
  • 3号広場にて 3号広場で当会理事長が愛岐トンネル群について説明。下界は炎天下だが、トンネルの木立の中は涼しい。
  • 落石防護柵にて中央線の路線についての説明 落石防護柵の掲示物で中央線の路線などについて当会理事長が説明。
  • 6号トンネル春日井口にて 6号トンネル春日井口にてこのトンネルのインバートや難工事について説明
  • 次のさかづき美術館に向けて観光バスに乗る 愛岐トンネル群の漢学終了。次のさかづき美術館に向けて2台の観光バスに乗る
  • さかづき美術館に到着 岐阜県多治見市のさかづき美術館に到着。瀟洒でセンス良い建物。
  • 加藤 幸兵衛氏の解説 特別に館長の加藤幸兵衛氏 (幸兵衛窯七代目) が美濃焼の歴史等について解説して下さった。その後、館内の貴重な焼き物コレクションを拝見させていただいた。
  • 多治見修道院に到着。ボランティアさんの話を聞く。 修道院到着前に猛烈な雷雨あり。やむなくバスの中でボランティアガイドさんの話を聞く。雨がやんで修道院の中を短時間だけ拝観 (写真撮影禁止)。
  • 修道院画像(出展:岐阜の旅ガイド) 多治見修道院の外観および内部の写真をご覧ください。出展:「岐阜の旅ガイド」よりお借りしました
  • 神屋地下堰堤に到着 最後の視察地「神屋地下堰堤」に到着。ボランティアガイドさんが説明して下さった。
  • 神屋地下堰堤の説明パネル 神屋地下堰堤の説明パネル。筆者はガイドさんの説明とこの図とを突き合わせてやっと理解できた。興味深い構造だ。昔の人の土木技術は侮れない。
  • 地下堰堤部分 参加者が乗っているのが粘土で築かれた堰堤本体。前の水路に水が湧きあがってくる仕掛けになっているという。
  • 内津川 これが内津川。この上流あたりで水が伏流水となってしまうため、昔は農業用水が取水できなかった。地下堰堤を築いたことで稲作が可能になったという。


これにて2日目が終了しました。3日も視察がありましたが、当会は参加しませんでしたので、報告はこれにて終了とさせていただきます。 ご覧いただきまして、ありがとうございました。



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2024年 6月 26日 最終更新

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