中部大学での 廃線野生動物動向調査 報告会 2020.2.22
画像左:報告をした4人の学生さんと当会理事長。 画像右:右端は中部大学の南教授
愛岐トンネル群における中部大学の「野生動物動向調査」
愛岐トンネル群では、中部大学の学生さんが当会敷地内の「野生動物動向調査」を実施しておられます。 同大学の応用生物学部環境生物科学科(南 基泰教授)の学生さんたちです。 その報告会が2月22日に中部大学で開催され、当会の理事長ほか会員20数名が聴講させていただくことができました。
報告はパワーポイントによるスクリーン映写と学生さんの口頭説明とで行われました。データと図表を駆使しアカデミックに まとめられていて、説得力のある労作です。 せっかくだから一般の方にも読んでいただけないものかと考えていましたが、このたび、同大学 南教授のご快諾により、報告書を当会 HPに掲載できることとなりました。
●調査方法と期間
この調査は、当会廃線敷の全長1.7kmにトレイルカメラ26台と、ごく小型のトラップ(わな) 164台を設置して、毎週定期的に
学生さんが出向いて調査確認・データ収集を行う形で行われました。雨の日も風の日も、熱い日も冷える日も・・・、小型トラップなどは数
も多いので大変な作業だったのでは、と思われます。
調査期間は2015年5月から2019年12月の、およそ5年半です。
●当会の最大の関心はイノシシ
当会会員が最も関心のあるのはイノシシについての調査結果と言ってよいでしょう。
イノシシにより会場内のあちこちを掘り返され、階段・石段を壊され、タケノコを食べられ竹林を荒らされるなど、その被害は
甚大なものがあります。そんなわけで会員たちは大変な興味を持って、学生さんたちの報告を聴かせていただきました。
●報告書を読むには
下記のタイトル画像をクリックするとPDFで表示されます。報告は下記の掲載順序で3件行われました。(敬称略)
▶中部大学公式サイト
▶中部大学応用生物学科環境生物科学科のサイト