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■未来に伝えたいものがあるんです。   ―― 理事長からのご挨拶 ――


             NPO法人 愛岐トンネル群保存再生委員会 理事長  村上 真善

       


「廃線の後、半世紀あまり人知れずひっそりと鉄路余生を送っていた10年前の2007年6月、突然起床ラッパが鳴り響き、 長~い眠りから目覚めてしまった。
 市民に見つけられたあの日から発掘・保存・再生へと頼みもしない市民らの後押し・ゴリ押しに、 なんだかんだと世の中に再登場させられ、こともあろうに国の文化財という勲章までつけられ10年目を迎えてしまった。」

(愛岐トンネルがきっとボヤいたであろう弁)

 

 昨年(2016年)末、国鉄旧中央線の廃線跡地である愛岐トンネル群がまさに勲章、文化庁の「登録有形文化財」に指定されました。鉄道トンネルとしては 東海地方で初めての文化財指定です。(道路トンネルでは愛知県豊田市の伊世賀美トンネル、三重県紀北町の古里歩道トンネルが登録文化財に指定済)
10年前は存在すら認知されていなかった施設群にとり、実に隔世の感を覚えます。今後は、“全国最多の集積群”を旗頭にして群馬・碓氷峠トンネル群や 伊豆の踊子で有名になった静岡・天城山トンネルなどに続く4件目の国の重要文化財指定を目指すのみです。

 今年4月、岐阜県飛騨市などが音頭をとり「日本ロストライン協議会」が設立されました。私の知る限りでは全国規模の鉄道関連組織 としては3団体目になります。各地方に鉄道やSL、廃線をキーワードにした団体が次々と生まれ、その全国組織が続々と誕生する。鉄道のキーワードを使って 地域の活性化を目論もうという大きなうねりの到来を感じます。
 中部地方では昇竜道ルート沿線開発など、国が先導して全国各地で同様、地元資源を活用した街道 (ルート)を提唱してインバウンド促進対策が進められていますが、次のテーマは“酒蔵”をアピールするそうです。せっかく全国的な鉄道関連組織が多く出来 上がったこの機会なのだから、きっとその次は“廃線・鉄道”をテーマにしていただけるものと期待します。

「どうしてこんな活動を始めたの?」と多くの方々から質問されることがあります。「もったいない!」ただその一言が答えです。全国最多級の明治の トンネル群をヤブの中に放置しておくのは忍びなかったのです。

 発見から10年。斜面に木で階段を造り、線路跡のヤブを切り開き、ルートを整備してきました。その間、5年の歳月をかけた愛知県下で初めてのナショナル トラスト運動が2014年に完遂して、愛知県側廃線跡地を確保することができました。12,000人もの市民のありがたいご支援には深く感謝いたします・・・・・・が、 それだけでは答になりません。毎年春秋に来訪いただく方、地域の誇りとして温かく見守り、手を差し伸べていただいている多くの市民へ結果をもって応えねば なりません。

 私たちの愛岐トンネルでの活動は、小さな一地域の小さな活動でしかありません。しかし鉄道廃線の観光地化というテーマをムシロ旗に掲げ、 市民目線の工夫を凝らし、市民らしい手作りの活動を繰り広げることで地域活性化のお役に立てばと発起しましたが、現在はいまだ道(みち)半(なか)ばの状況 です。

 先人たちが労苦を賭して残してくれた廃線とトンネルたちを、ただの朽ち果てた構造物ではなく、地域の誇りとして活き返らせ、必ずや未来へ伝えていかねば なりません。発見から10年! 今、我々は障害となる大きな壁を前に足踏みを繰り返しながらも、突破するための体力を蓄えています。この廃線群の未来の姿が 垣間見える日を、今しばらくお待ちいただきたいと願います。



■当会の組織

●名称  特定非営利活動法人  愛岐トンネル群保存再生委員会
       理事長 村上 真善
        
       NPO法人の成立日 2009年8月
●事務所   〒463-0032
     ・愛知県名古屋市守山区白山1-708
                 電話 052-774-1966
     ・多治見支部
●貸借対照表 こちらをご覧ください(PDF)。


■当会の理念

 近代化産業遺産群と自生する生物相の美しい自然環境が共生した環境を保全・整備・調査・研究し、これを広く一般市民に公開する 活動を継続して実行する。
 ワイズリユース(賢明な再利用)する事業を行い、人と自然環境にやさしい「愛岐トンネル群ネイチャーロード」として蘇ることを願って活動を続ける。



■各種褒章・認定

平成21年2月、近代化産業遺産 続33 に認定されました。

近代化産業遺産認定証


平成28年7月、登録有形文化財(建造物)に認定されました。

 愛岐トンネル群(旧中央線)の3号、4号トンネルおよび笠石洞暗渠の3件が、文化庁の厳しい審査を経て、「登録有形文化財(建造物)」に 認定(登録)されました。
 登録有形文化財(建造物)とは、「50年以上経過した歴史的建造物のうち、一定の評価を得たものを文化財として登録し、保存が図られ、活用が 促される」とされるものです。 詳しくは文化庁文化遺産オンラインをご覧ください。



■助成支援機関 一覧

当委員会ではいくつかの助成機関の助成をいただいております。
下表は過去の助成についてまとめたものです。(2016年8月現在) 

2007年

財団法人トヨタ財団        

2008年 財団法人トヨタ財団
愛・地球博記念 地域社会貢献活動基金 
2009年 財団法人トヨタ財団
大成建設自然・環境基金
家電エコポイント 環境寄附団体認定
2010年 財団法人トヨタ財団
あいち森と緑づくり環境活動・学習推進事業交付金 (愛知県)
住宅エコポイント 環境寄附団体認定
2011年 日本郵政㈱年賀寄附金配分事業           
あいち森と緑づくり環境活動・学習推進事業交付金 (愛知県)
2012年 文化庁NPO等による文化財建造物の管理活用事業
2014年 公益財団法人キリン財団 シルバー”力”応援助成 



■私たちは定光寺駅・古虎渓駅間の「フットパス」を提言しています!!


 


 私たちは、中央線「定光寺駅」と次の「古虎渓駅」間、約3.5kmのフットパスを提言します。 「定光寺駅」と次の「古虎渓駅」間を電車に乗らずに自然豊かな廃線路を歩くことで、健康増進の手段として、そして何より 貴重な遺産群と周囲の自然など、多くの魅力に接していただく機会にしたいと考えます。

 平成8年に国の重要文化財となった群馬・碓氷峠トンネル群には年間20~30万人の観光客が来訪しています。また中部地方のモミジの 名所足助・香嵐渓には年間140万人の人々が押し寄せます。トンネルとモミジ、両地の特性を併せ持った愛岐トンネル群の魅力が フットパスを通して世の中に理解され、将来多くの方々に訪れていただけることで地域活性化の一助となることを願って、 活動を進めていきます。

●フットパス Footpath とは?
森林や田園地帯、古い街並みなど地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩く(Foot)ことができる小径(Path)”のことで、 イギリスで発祥した活動です。「ネイチャーロード」とも通じる言葉です。日本語で言えば「散策路」ですが、「生き方」につながる意味合い も込められています。かの地イギリスでは全国にフットパスが張り巡らされ、多くの人々がウォーキングを楽しんでいるとのことです。

日本フットパス協会のHP
愛岐トンネル群保存再生委員会も団体正会員になっています。

近代化遺産ロゴ  英語版パンフレット

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