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愛岐トンネル群特別公開 バーチャル体験記2016


定光寺駅遠景

●パパの話は、いつも突然!!
きのうの夕食のとき、パパが「あした、モミジをみんなで見にいこう」といい出した。 パパの話は、いつも突然だ。
なんでも「昔、中央線で蒸気機関車が 走っていたところで、足助や香嵐渓とはちょっとちがったモミジスポット。赤レンガのトンネルが残っている」らしい。 ボクは乗り気でなかったけど、会社のお仕事頑張ってくれているパパのためにも、大好物のカレーを月1回必ず作ってくれて、パパより大きなお肉を ルーの下に隠してご馳走してくれるママのためにも、ここは大人の対応をしなくちゃ…。
というわけで、妹を含め家族4人で名古屋市内から「愛岐トンネル群秋の特別公開」に出かけることになった。

〔ボクのプロフィール〕ニックネームはトン太、名古屋市内に住む小学校5年生。好奇心いっぱいで、ちょっとおマセ。パパママが大好き。 下にネル子ちゃんという妹がいる。

定光寺駅階段

●定光寺駅に到着
秋晴れの土曜日の朝、定光寺駅に到着。パパも初めて降りたという駅は、最初からビックリ。山の中腹にあるホームから早速トンネル(コンクリートの)を下って 地上に降りた。まるで、遠足で行ったことのあるダムの中に降りるみたいだった。電車から降りたほとんどの人が、そばを流れる庄内川(玉野川ともいう) の上流方向へゾロゾロと行く。看板もあるので迷わないで行ける。

いつもだと名古屋駅から定光寺駅へは、1時間に2本の普通電車(名古屋駅から37分)しか停まらないのだけど、春秋の特別公開時には、 土日と祝日には快速電車(同27分)も停まるんだって。 それに日ごろは無人の定光寺駅が、期間中は10~20人くらいの駅員さんが整理にあたるっていうから、すごいよね!

入り口ゲート

●入り口階段を登れば、そこは異次元の世界!
駅から3~4分で、入り口らしいところについた。左手の山に向かって鉄の階段が登っている。ここが入り口らしい。もう行列ができていた。 並んで待っていると、山側の空き地にレンガのかたまりが置いてあるのに気がついた。フムフム このトンネルを見つけるきっかけになった 勝川駅の100年前のプラットホームのレンガだそうだ。

さて、この入り口の階段、かなりの急階段だ。皆さん、頑張って登っている。高さは9メートルだとか。ボクも妹も頑張って登った。 登り終えると小さな広場に出た。受付のテントがあって、「愛岐トンネル群保存再生委員会」――ああ、長ったらしい ――のスタッフさんが数人、出迎えてくれた。

受付

●受付で
受付のオジサンやオバサンに「おはよーゴザイマス」とあいさつ。僕と妹は小学生なので無料だって。パパとママは見学料100円づつ。 文字通りワンコインだね。(保険費用と整備費等に充てられるとか)

うわー受付のあたり、気がつくと一面、モミジで真っ赤だ。パパとママは眼を見張ってた。 パパがスタッフさんにモミジのことをホメたたら、「この廃線跡には天然モミジが300本ちかくも自生しているですよ」とのこと。会の人たちが モミジを大切にしていることが、そのクチぶりから伝わってきたよ。
スタッフさんが打ち合わせしている話もチラっと聞こえた。今日も旅行会社のツアーバスが何台か来るんだって。パパがどっかで仕入れてきた 情報でも「赤煉瓦トンネルと紅葉のコラボが面白いと、静岡や大阪など遠隔地から旅行会社のツアー客が集まり始め、静かなブームに なっている」んだって…。ボク、すごいところへ来たのかも。

3号トンネル

●はじめまして、明治のトンネルさん
レンガのトンネルが目の前にある。3号トンネルだ。116年前に造られたんだって。どっしりしていて、入り口のところ(坑門というらしい)のデザインが かっこいい。 すごい存在感だ。
50年前に廃線になってから会の人に発見されるまで、ここにずっとこうしていたんだね。「時間が止まったような…」という表現がよく使われるけど、 ここにピッタリ のような気がした。よく頑張ったね。レンガをそっとなでてあげた。
トンネルの中に入って、入り口の天井を見上げてみると、すすけている。蒸気機関車が煙をはいてこの中を走っていたのだから、当たり前だよね…。
中に入るとすぐ暗くなった。でも、このトンネルの中はちょっと寂しそうだけど誘導イルミネーションがあって、暗くて歩くのに困るほどじゃなかった。

落石防護柵

●落石防護柵は古いレールのリサイクル
3号トンネルを出ると左の山側に古いレールを使ったものが見えた。崖の上から石が線路に落ちてくるのを防ぐ落石防護柵というらしい。パパいわく 「昔の資源再利用の証」だそうだ。すり減って使えなくなったレールを落石の防護柵としてリユースしているんだって。
レールを調べてみると、 明治時代に輸入したレール(米国・ドイツなど)も見つかっているそう。レールの横に製造した年月と会社名などが刻印(浮き文字)されていて、 読むことが出来るんだ。
ドイツ KRUPP社 1903年、とかアメリカ CARNEGIE社 1911年というのがあった。国産の官営八幡製鉄所 1911年12月なんてのもあったよ。 100年以上前のレールなんだ。
この防護柵は200mくらい続いていた。

残存物

●残存物って、昔の忘れ物?落とし物?
あれ、パネルに書いてある「残存物」ってなんだ? (* ̄- ̄)ふ~ん、9年前にこの廃線の手入れを始めたときに見つけた”昔の落とし物・忘れ物” だって。犬釘(いぬくぎ)・碍子(がいし)、道具など。ワ―沢山の忘れ物だ。
レールを枕木に取り付ける釘を「いぬくぎ」って呼ぶのは、釘の頭が犬の横顔の様だったから、だって。ひとつ物知りになった気分。

レールや枕木と書いたけど、勘違いする人がいるといけないので、書いておく。この愛岐トンネルの廃線跡にレールや枕木が敷かれて残っている訳では ないんだよ。まちがえないでね。
ボク的には、どこかにレールと枕木が残っているところがあるとよかったんだけどね。ちょっとザンネン。

竹林

●竹林は、特別の雰囲気
少し歩くと、竹がいっぱいの竹林に入った。竹にモミジが映えて、きれいだ。あれ、子どもたちが集まってる。会のおじさんが竹細工をやってる。なんでも やってみたいボク…。さっそく参加。ガリガリトンボ、うまくできたよ。おじさん、ありがとう。

「のぼる君」という遊具もあった。地面から生えた太い竹に造りつけたもので、2本のヒモを交互に引っ張ると、ドラエモンやアンパンマンが竹のてっぺん まで登っていく。もちろん、これもやったよ。楽しかった。会の人たち、子どもにも楽しめるよう、考えてくれているんだね。

おや、山側に小さな小屋が見えたぞ! 東屋(あずまや)といって、会員手づくりの小屋らしい。期間中、週末はあの苦~い抹茶が飲める呈茶が ふるまわれるそうだ。あのお茶、ボク苦手。だけど300円でまんじゅうがつくなら、ニガいのを我慢するか。

ハイブリッド橋

●橋も会員の手づくり!
竹林の橋をわたる。…この鉄橋は手作りなんだとか。以前は竹林の竹を五重に重ねて使っていたのだけど、入場者が増えて竹だけでは強さが心配になり、 鉄骨と木、竹の3素材を使った橋に作り替えたそうだ。うんハイブリッド橋だね。橋を支える土台は、昔のレンガのままだったよ。

橋を渡って少し行くと、道がクネクネしてきた。道の真ん中に大きな木が何本もあるからなんだ。おかしいなー、線路って汽車が通っていたから真っすぐ じゃなかったっけ。(* ̄- ̄)ふ~ん、廃線後50年近くの間に自生した樹木なんだね。普通なら道の真ん中に生えた木は切っちゃえば早いのだけど、 我がままな人間優先じゃなく、蘇った自然優先で整備しているからなんだって。太い幹の木が途中から折れたのもそのままにしてあった。台風で 折れたらしい。「自然の営み」というのかな、それを見てほしいからそのままにしてあるのだとか。なんだか感動!

4号トンネル

●4号トンネルではサプライズが待っていた
少し歩けば、4号トンネルだ。ここは照明がないけど、出口が向こうに見えるから怖くない。
ややっ、トンネルに入って少し歩いたら、何かの音が 向こうから近づいてきた。小さい音がだんだん大きくなり、轟音に…。おお、蒸気機関車の音だ。 …と思う間もなく、後ろの方に走り抜けていった。
フーっ。すごい迫力!! いきなりだから、驚いた。トンネルの人たち、こんないたずらも考えていたんだな。

機関車の音に驚いていたら、すぐ出口だ。
ウワーなんだなんだ。出たとたん、でっかいモミジ…。見たことないぞ、こんな大きなモミジ! これもサプライズ!?

大モミジ

●三四五の大モミジは、愛知県下最大級
大モミジには説明看板があった。樹齢百年以上で、愛知県下最大級の巨木だと。
スタッフの人の話では「この木は“紅葉”ではなく“黄葉”になります。 巨木すぎて、黄色に染まるのは頂頭部から始って、最下部が黄色になる頃には頂頭部は落葉している」んだって。 それに、見る人の位置によって幹が3本にも4本にも、5本にも見えると教えてくれた。
あ、ほんとだ。場所を変えると、幹の数が違って見える。 「三四五の大モミジ」の名前、なっとく。このモミジ、すごい。ちなみに「三四五」はミ・ヨ・イと読むらしいよ。足元に流れている玉野川も、きれいだったよ。

水車

●水車と鐘(カネ)
進んでゆくと、また橋があった。橋の上から左手(山の方)を見るとなにかがゆったり回っている。でっかい水車だ。
木製で、直径2.3mもある。 会員だけで作った手作り品。それも釘を使わない”匠の技”だそうだ。ごりっぱ。 水車の向こうには滝もいくつか流れ落ちていて、モミジもきれいだった。
水車を見おろす小さな広場にはベンチもあり、休憩できる。そばには鐘(カネ)が 吊り下げてある。なになに、「1回たたけば幸せが、2回たたけば○○が、3回以上は迷惑だ!」 ウフフ。誰がこんな文章を考えるんだろ!?  ボクもたたいたよ。いくつ叩いたか、それはひみつ。

さらに進むと、立ち木を利用したブランコがあった。だけどおばちゃんが占有しちゃってる。ボクだって乗りたかったのに。

マルシェ

●マルシェ・・・トンネル唯一の売店エリア
ブランコから少し歩くと、楽しそうなところに出た。お待ちかねのマルシェ駅。看板に「廃線の中央商店街?かな」だって。
テントが連なり、山菜おこわや お饅頭が並んでいる。週末はいろんな弁当類が追加で並ぶそう。料金も300円~500円とお値打ち。それにパパ・ママが大好きなビールやワインまである…。 このワインってボジョレーヌーボーだって。パパもママも、ベンチでビールとワインでご満悦。他にも大勢のお客さんがベンチでノンビリしていたよ。

ここは廃線唯一の売店エリアなんだ。お弁当などの他に、全国ただひとつ、モミジの葉から作ったモミジ茶やモミジサイダー、トンネルの絵葉書(1枚50円) や珍しい復刻版汽車土瓶(500円)などを売っている。(* ̄- ̄)ふ~ん、だから商店街なのか。なっとく。

暗渠

●暗渠・・・アンキョって読むんだよ
マルシェ広場に入ったところに、何と地上にポッカリ空いた大きなタテ穴が。暗渠・・・”アンキョ”と読むんだって。要するに廃線の下をくぐる排水路のことだそう。 ウオー深い。何と9mもあるんだ。さらにアンキョのレンガ製水路は、汽車が通りばい煙まみれになる他のトンネルと違って、110年前のレンガの アカ色が当時の輝きのまま今でも見れるんだって。帰り道を廃線の復路を使わず、川側に少し下がった「玉野古道ルート」を通れば、このアンキョ トンネルにも入れるらしい。帰りには歩いてみよっと。

木製のお店も面白かった。トンネルの馬蹄形をしているんだ。1/2の縮尺で作られたトンネルのイメージなんだって。こだわりの建物なんだね。
以前、ここで開催された現代アートのイベントの時に制作・ 展示されたものを再利用しているとのこと。
おなかがいっぱいになって、さー出発。

※画像下の小さい写真は暗渠の中と、暗渠排水孔部分。ともに帰路に玉野古道のルートを歩けば見学できます。

5号トンネル

●5号トンネル
次は5号トンネル。ここのトンネル入り口も素敵なデザインだ。中は照明がないけど、なくてもへっちゃら。他のトンネルに比べ、 明るくて優しそうな雰囲気があるなー。
あれ、トンネル手前右側に小さな祠(ほこら)のようなものが…。お地蔵さんが祀(まつ)ってあり、 花まで活けてある。(イワレは現地でご確認下さい)

●あちこちにある駅名看板が楽しい
書き忘れるとこだったけど、マルシェにもあった駅名の看板。そういや所々に駅名看板があったぞ。受付の「3号始発駅」「竹林駅」 「大モミジ前駅」 「水車前駅」など。本物のJR駅看板より小ぶりだけどオモシローイ。こういうの、オトナの遊び心っていうのかな。ボク、好きだな。

レンガ広場

●5号トンネルをぬけると、レンガ広場
5号トンネルをぬけると「レンガ広場駅」だ。大勢のお客さんがのんびりとベンチに座り、コンサートを楽しんでいる。ここは週末をメインにコンサートが いくつも開かれるのだとか。気持ちのいい広場になっていて、目の前がステージで、レンガ敷きだ。だからレンガ広場という名前になったのかな。

この日はちょうどフォルクローレという南米音楽をやっていた。”コンドルは飛んでケー”って、聞いたことがある曲だナ。 1日中いくつかのグループが演奏をしているんだって。アルプホルンが20本くらい並ぶコンサートもあるらしい。アルプホルン、聞きたかったな。

動輪

●C57のSL動輪は、日本でただ一つ、遊べる動輪だった!?
あれー!でっかい車輪が置いてある。「蒸気機関車動輪の日本初の自転車による動態保存」だそうだ。機関車エンジンの力を他の車輪に伝える大事な 役目の動輪、国内最大のC57型というモンスター機関車の動輪だって。スタッフさんいわく「動輪記念碑はD51を中心に全国に約300ありますが、 C57の巨大動輪は大変少なく全国30ヶ所、東海地方で一般に目にできるのは下呂市に片輪が保存されているだけの貴重なものです。」
自転車ペダルを漕ぐと3t以上の動輪がゆっくり回る。動輪に挑戦しようと行列ができていた。ワーうれしい!子供優先だって。(1回転で5.5m進む。 約700回転で4キロ弱走った計算になり、2015年2月の設置以来名古屋駅から金山駅近くまで進みました。定光寺駅までは6年近くかかります、 とスタッフさん)
ボクももちろん挑戦した。 頑張って1回転、回したよ。満足。

太陽光追尾装置

●レンガ広場は楽しめるものがいくつも!
さてさて、動輪で遊び、コンサートをちょっと見せてもらって6号トンネルに向かおうと思ったら、レンガ広場のすみで面白いもの見つけちゃった。ふり子時計に 手鏡が付いたものが木のヤグラの上に乗っかっている! フムフム、説明看板を読むと、長~い6号トンネルの途中にスクリーンを吊り下げ、それに太陽光を 投影させて、トンネル内を照明代わりに明るくしようという装置なんだって。太陽が動いても、いつもスクリーンに光が当たるようにしていある。 原理は振子時計の軸に小さな鏡を取り付け、太陽の動きに合わせてこの鏡の角度を変化させると、いつも一定のところに太陽光が当たるようになるらしい。 要するに骨とう品のアナログを使った太陽光自動追尾装置なんだ! 会員さんの中に、すごいアイデアを考えついて、それを作ってしまう人がいるんだね。 パパも感心していた。

レンガ展示

●パパはレンガ展示ブースに興味津々!
6号トンネル入口手前で、今度はパパが立ち止まっちゃった。レンガの展示場だ。なになに、このトンネル群で使われているレンガの経歴とか、レンガの 積み方だって。エー、そんな趣味、パパにあったの?
へー、当時のレンガには刻印なるものがあって、どこの会社で作ったか、どの地域から持って来たかが判るんだって。今までに20種類以上の刻印を発見 …。(* ̄- ̄)ふ~ん、知多や四日市や大阪からも! いろいろな地域から来てるんだね。
ゲー、愛岐トンネル群全体で1800万個ものレンガを使っているの!?。東京駅の使用レンガ数が800万個だから、これってもしかすると国内最多のレンガ 使用数じゃないか。東京駅は便利な場所だけど、ここは山の中。トラックのない時代に大量のレンガを運ぶのだけでも大変だっただろうな。
レンガを積むには大変な技術がいるのだけど、ここはイギリス積みといって、イギリスの技術を学んで作られているんだって。ボク、また物知りになったよ。

●6号トンネルへいざ、Lets GO!
やっと6号トンネルに入った。このトンネルは4つのうち一番長い。333mもあるんだ。中へ入ったらすぐ真っ暗ヤミになった。 と思ったら、光が見えた。さっき見た 太陽光のスクリーンだった。力強い明かりだ。丸く光っているのは太陽。後ろを振り向くと太陽の光の束が空間を貫いている。カンゲキ!! ※太陽光の画像はこちら
しばらく歩くと、また暗闇になった。帰ってくる人たちもよく見えないくらい。懐中電灯がないとぶつかっちゃう。持ってきてよかった。そうか、だから左側通行 厳守!の看板があるんだね。それと、豆電球の誘導照明が両側側面に点いていたのがよかった。暗闇ってこわいけどオモシロイ。
333mはずいぶん長かった。でも出口が見えたらホッと安心。
暗闇から出口を見ると考えさせられるなー。だって、地下から見える地上、そこに降り注ぐ太陽の陽をこんなにありがたく思えるなんて。自然の営みの恩恵を 当然のことのように考えてた不遜な人間族は反省しなくちゃ。エヘン! ボク大きくなったら哲学?者を目指そうかな。

●6号出口 県境駅は終着駅
着きました。トンネル群の最終・折り返し地点、6号トンネル多治見口。駅名は「県境駅」だ。ここは小さな広場になっていて、トイレもある。先には10mほどの 深さの谷があり、 そこの谷川が愛知と岐阜の県境になっているんだって。
これで4つのトンネルをくぐってきたけど、愛岐全体では13個のトンネルが残っている。 日本で短距離間に一番たくさんのトンネルが集まっているらしい。愛知県側には6つ、この先の岐阜県側には7個のトンネルがあるんだ。
ここで案内のスタッフさんが、「谷の少し先には次の7号トンネルがあるが、その所有者の名古屋市からまだ 調査・使用の許可が出ていない」とのこと。エー、名古屋市の所有なの?聞き直すと、岐阜県側には名古屋市のごみ最終処分場があり、その敷地に トンネルが含まれているという。その先の8号トンネルは多治見市所有なので、全体では複雑な所有権が絡んでいるのだ。大人の世界は面倒で大変だ! でも、はやく隣の古虎渓駅まで歩いていけるようになるとイイな。

●帰路はまずレンガ広場まで戻って、それから好きなルートで!
ここまで、受付から1.7km歩いた。休憩時間を含めないで約1時間で到着。コンサートを見たり弁当を食べたりしているともっと時間がかかるので、 早めにきて、ゆっくり見て回るといいと思う。
ここからの帰りは、まず6号トンネルをレンガ広場まで戻る。レンガ広場からは、行きと同じ廃線敷きをそのまま 戻るルートと、他に2つの帰り道があると聞いた。次の①と②を通して歩けるんだよ。
レンガ広場からマルシェまでのルート(青の 点線のルート)
レンガ広場の6号トンネル横の登り口を登って山おやじというエノキの巨木 (画像こちら)を眺めながら下り、「玉野古道」を歩いて、 マルシェの5号トンネル春日井口のところに一旦上がる。
②マルシェ広場からのルート(赤い点線のルート)
5号トンネル春日井口から階段で川沿いに降り、玉野古道で帰るルート。 途中に”アンキョ”の水路トンネルがあって中まで見学できる。大モミジ前駅手前で再び廃線に合流して、出口へ向かう。
どのルートも入り口には係がいて、道を説明してくれるらしいよ。

●ボクの感想文
楽しかった~。食事したり遊んだりしたので3時間近くかかったけど、来てよかった。期待していなかったから、余計なのかな。
初体験の愛岐トンネル群は、 完璧整備の普通の公園でもなし、全線が平坦 なので東海自然歩道のようにワイルドでもなし。造りものでない自然に抱かれた雰囲気。ボランティアさん だけでヤブ漕ぎからこれだけの空間を創りあげたんだってね。驚いた。こういうの、市民パワーというのかな。

モミジ狩りは香嵐渓のあでやかさはないけど、色々な木々に溶け込んで色づいているモミジたちが印象的。場内は水も電気もない廃線跡なんだけど、 中古ソーラーパネルで一部だけだけど明かりがついているし、簡易トイレも臭くて不満だけど7基もある。 スタッフさんは、とても親切に説明してくれる。〝オモテナシ”の心配りを感じながら「これが明治の鉄道跡とトンネル!」をおなか一杯にいただきました。
毎年、春もやっているそうだから、また見に来ようね。約束だよ、パパ。

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